-タスクレンタカーを利用した経緯は何でしょうか?
以前、両足が不自由なお客様が接触事故を起こされたことがありました。そのお客様は両手でアクセルとブレーキが操作できる車両でないと運転が困難な方でした。その代車を探していたとき、両手で運転・操作ができるレンタカー を取り扱われているタスクレンタカーを知りました。これまでは介護される方や介護する方が使用する、スロープ付きのバンタイプ、後方から車椅子ごと搬入できるリフトタイプ等の車両希望が多く、手動運転装置付の車両をご案内する機会はありませんでした。手動運転装置付の車両があるのはご利用者様にも、私共にとっても助かります。
-タスクレンタカーを使った感想をお聞かせください
実際に車両をご利用いただいたお客様からは「手動運転装置付の車両を手配いただき助かりました」と連絡を頂戴しました。手動運転装置付の車両は認知度も低く 、扱っている所が少ないので、タスクレンタカーの車両をスムーズにご案内でき、本当に良かったと思います。また、手動運転装置付の車両は台数も少ない貴重な車両なので、レンタル料も高いものだと思っていたのですが、利用しやすいお値段だったのも良い点だと思います。最近は他の事業所からも「手動運転装置付レンタカーってどうでしたか?」と連絡をいただくことがあります。タスクレンタカーによって福祉車両の認知が広まるきっかけになっているなと感じています。
-手動運転装置付車両は、体の不自由な方にとって利便性の高い車両ですね
今は介護する方、される方も多い時代になりましたが、これからは、体に不自由がある方もどんどん社会に出て活動される時代となります。そのため、体に不自由のある方でも自由に運転のできる手動運転装置付レンタカーは、需要の高い車両になると感じています。しかし、手動運転装置付車両をご利用されているお客様にお会いするケースがあまりなく、保険会社、事故をされた方、事故にあった方ともども、認知が少ないのが現状です。これからは損保ジャパンからどんどん情報発信を行い、介護が必要な方にとってもスムーズにご案内できるようにしたいと思 います。以前こうした車両をご利用いただいた方がいらっしゃいます、とご案内できれば、今後利用いただく方にとっても、安心してレンタルしていただけると思います。
-タスクレンタカーへの今後の期待をお聞かせください
お客様の「期待」に全力で応えること、それが損保ジャパンの使命です。そのため、お客様の生活に支障がないよう、迅速に事故対応を行う必要があります。 事故や災害等「もしも」の事態は突然起こります。そんなとき、福祉車両をご利用されているお客様は「これからどうしよう」と、より不安を感じるかと思います。お客様の不安を少しでも減らすため「ご自身で運転できる代車をご用意できます」とすぐにご案内できるよう、タスクレンタカーにはひとりひとりにあった車両をご手配いただきたいと思います。これからもタスクレンタカーの株式会社タスク様と情報共有を行い、ひとりでも多くの方に「手動運転装置付レンタカー」があることを知ってもらえるよう、取り組んでまいります。