関西初のレンタカー事業始める
身体障害者用の自動車運転補助装置の販売を手掛ける株式会社タスク(田村昌士社長)は、手動運転装置付き福祉車両のレンタルサービスを始めた。身障者が自ら運転できる車両のレンタル事業は関西で初めて。田村社長は「レンタカーを通して健常者と同じように出かけることの楽しさを知ってほしい」と願っている。
同社は自動車販売整備業、ハバタック株式会社のグループ会社で、イタリアやスウェーデンなど海外の運転補助装置を扱う店舗を神戸市東灘区に開設。
田村社長によると、自動車運転免許を取得している身障者は全国で22万人に上るといい、関西圏では3万8千人、そのうち労働者層に当たる20~59歳は2万人。この中には運転補助装置付きの自動車を所有する人もあるが、故障や事故を起こした場合に補助装置付きの代車がないのが現状という。
また、免許を取得し、車は所有していないが運転をしてみたいといった人が借りられるレンタカーもないことから、補助装置付き車両のレンタカー事業に参入した。
タスクが扱う海外の補助装置は、国内製品と比べデザイン性が高く、国産車や輸入車を問わず大半の車両に取り付けられるのが売り。左足用のアクセルペダルもオプション設定がる。
通常は神戸の店舗に車両を置くが、希望があれば有料で納車と引き取りも行う。故障時などの代車や、旅行やビジネスでの利用を想定しており、今後はホテルなどと提携してサービスの周知につなげる考えで、既に保険会社などからの問い合わせもあるという。
今後もレンタル用の車両を増やす予定で、オープンカーや軽自動車などの導入を検討している。
株式会社タスク
〒658-0032
兵庫県神戸市東灘区向洋町中6-9
神戸ファッションマート8C-05
TEL:078-822-2112 / FAX:078-330-8404
<営業時間:平日9:00~18:00>
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